息子が大学生になってから娘と過ごす時間が増えたように思う。
意識して娘との時間を大事にしているところもある。
大学受験の時期は意識が息子に行きがちだった。
それまでだって高校受験や高校進学と、その間ずっと小学生だった娘より、大きなイベントがめじろ押しでなにかと注意が向いてしまっていた。
ようやく娘の番が来た、そんな感じでふとしたときに意識を向けて、小さなことも大事にするようにしている。
というか、小さなことしかないのだ。
まだまだ平和な小学生なのだから、中高生より小さなことしかないのがあたりまえで、それを大事に育てていかないなら何をする時期だというのだ、目を覚ませばかやろう、と心の中で自分をしかりつけて、行動を起こすようにうながしている。
難儀なものだ。
1人目の世話は終わったなどと思ったものだからすっかりだらけてしまって、こうやって渇を入れるくらいしないといけないのだ。
娘は息子と違う道を進み始めているようで、しばらく様子を見たり、戸惑ってさりげなく道を戻そうとしたりしたが、ようやくあきらめて覚悟を決めて新しい接し方を模索している。
息子には息子に選ばせたのだから、娘にも選ばせないといけないよなと思った。
今日一緒にやったり声かけをしたのは、部屋の掃除、つめ切り、水泳の授業で使う道具の準備、お菓子買い、ボードゲーム、月曜からの予定の話、今月のおこづかい渡し。
娘をよく見て無理強いせずに声かけて、やることはちゃんとやっていきいきと暮らしてほしい…なんてわたしのエゴはひどいものだ。
水着を買いに行って準備して、夜は娘の希望で囲碁をして、延々と○✕や五目並べをしたのがとても楽しかった。
それも本心。