素朴な日記

日々のことを書きます。

クリスマスの日

いつもどおりに起きていつもどおりの時間に出ていつもの電車に乗った。

乗り換えの駅で少し電車が遅れていたのか、いつもは乗らない早い時間の電車に乗った。

何の用事もないのに早く職場に着いてしまった。

がらんとしていて人がほとんどいなく、電気も少ししかついていなかった。

いつもと違う知らない方が近くの席にいて、お互いにあいさつをした。

だれもいない時間のちょっとした連帯感。

 

仕事の準備をしていたらいつもの時間が近付いてきた。

それでも人が増えなくて、もしかしてクリスマスだから休む人が多いとか?

もしかしてもう年末休みに入る人もいたりして!

と、自分の思い付きに勝手にびっくりしたりしていた。

 

いつもなら誰かが電気をつける時間だが追加で出社する人がいないのか電気がつかない。

ここは早く来た者の出番だ、とまた勝手に意気込んで入口付近の電気スイッチのところへ行った。

フロアが広すぎてどれを押せば明るくなるのか分からない。

フロア図とスイッチ番号を書いた絵が貼っていたのでゆっくり見てつけた。

自席付近はすぐできたが、戻ろうとした時に遠くの席に一人いるのが見えた。

位置的にえらい方の人かもしれない。

きっとなにかしなくてはならない仕事があったのだろう。

そこをつけないとかわいそうだ。

 

もう一度図を見て押したが、スイッチを見直したら多分消した色になっていた。

ますますかわいそうになってあわててつけて、つけて、3ヵ所くらいつけた。

フロアを見るとまだついていないところはあったが、もしこのまま人が増えないならつけても仕方がないのでとりあえずここまでとした。

ついていないところに人が来たらその人がつけるだろう。

 

そんなわけで、10数年ぶりに広いフロアの電気をつけた。

出社があってよかった。

 

さて、そんな日の昼頃、順調に出社する人が増えていつもと変わらないくらいになったころ、夫からのラインでインフルエンザだったとの連絡が来た。

朝、熱があり休んだのだ。

クリスマスの日にねえ。

 

年末を控えた今、周りの人にうつしたら申し訳ないので午後は在宅に切り替えた。

 

夫は隔離だ。

 

子供たちにも注意喚起。

うつりたくないなあ。

 

クリスマスプレゼントを喜ぶひまもなく。

まあ喜んだけど。