素朴な日記

日々のことを書きます。

お店選びが上手な人

ランチや飲み会のお店選びが上手な人はすごいなあと思う。

自分一人で行くなら何の気も使わずにふらりと行ってそれなりであればよい。

だけど何人かで行くとなると、みんなが困らず楽しめて気を遣わずにありたいと思うものだ。

世の中にはお店がたくさんあるのでその中から選ぶのは大変だ。

お店を選ぶのが上手な人は場数も踏んでいるのでどんどん上手になって、ますます頼られる。

たまには楽をさせてあげたいが、そんな人はついナチュラルに世話を焼いてしまうので、やっぱりお店探しの一端を担ってしまったりしてしまう。

 

思い返せばそんな人に頼りきりな人生だった。

だがここに来て選ぶべき機会がやってきた。

こないだの母友忘年会もそうだし、今回は別の母友と2人でランチに行くことになったのもそうだ。

 

忘年会の方は途方にくれている間に、別の人が見付けてくれた。

その人がどんな基準で探したのかを軽く話してくれたので、次回の参考にしようと思った。

 

さて、今回は娘の友だちのお母さんと2人でランチに行くことになった。

今度お茶でも、とお誘いのラインが来たのだ。

タイミングがいいことに、数日後に健康診断の予定があり、そのあとにお昼を外で食べようかなと思っていたので、一緒に行きましょうとなったのだ。

 

場所は電車で少し行ったところ。

いくつか大きなビルの中に飲食店がたくさんあって、ランチ初心者にも選びやすい条件だ。

当日2人で決めるにしても平日のオフィス街なので混雑は必至。

いくつかあたりをつけておかなくてはならない。

 

前の前の職場では主婦パートが多かったので、飲み会の代わりにランチに行く習慣があった。

そうすると前述したようにランチのお店選びが上手な人がやはりいて、いつも頼ってしまっていた。

頼りきりもよくないので一緒に考えたり相談したりしていたので、どのように選べばいいのか、いつの間にか少しだけ分かるようになっていたことに今回はじめて気が付いた。

 

彼女の基準は1000円でドリンクが付いているとかなりポイントが高い、というかそういうところにしかしない、と言っていた。

サラダバーがあればなおよし、メインがいくつか選べて量は多め、となればどんな人でもまあ間違いはない。

7、8人など人数が多いときは大きなテーブルがあるところ、お店自体が広くてほかにお客さんがいても入れそうなところ。

2、3人なら入りやすいから小さめのお店でもよくて、テーブルも小さくていい。

デザートを付けられるところなら長居しやすい。

そんな感じだった。

 

健康診断が早めに終わったので、ランチ場所を下見して歩いた。

こういう観点で見て歩くとなかなかおもしろくて、ただ単においしそうとか、食べたいものとか、それ以外の見方を追加してみると違って見えてきた。

最近はランチで1000円はなかなかないと聞くので、その値段にドリンクやデザートを安くでプラスできるところ、席が2人で入りやすそうなところ、サラダバーの有無、ランチメニューがいくつか選べること、通常メニューと比べてお得な特別感があるか、で見て回った。

そうすると、最初のイメージでは選択肢に入りもしなかったところが実はとてもお得なことに気付いたり、評判がよいところがかなりいい条件がそろっていることが分かったりした。

 

最終的に2人で決めたのは評判がよくてWebで見たときから良さそうだなと思っていたイタリアンのお店だった。

ビルの中でも入りやすい場所にあり、2人席が豊富、サラダバー付き、1000円のランチメニューはパスタかピザが合わせて 4種類、お肉のメニューは1つあってややお高め、ドリンクはプラス100円、そしてデザートがプラス280円。

朝ごはん抜きだったのでデザートを付けたかったし、ランチどきに1時間ほどゆっくりするからにはデザートを頼んでゆっくりしますよの合図を出しておきたい気持ちもあった。

結果、サラダバーはまあまあだったがピザがものすごくおいしくて、久しぶりのアイスティが濃いめでとてもおいしくて、お芋のパウンドケーキと小さなバニラアイスがとてもおいしくて最高だった。

これで1380円ならお得なのではないか。

 

母友との会話もとても楽しく、すごくよい時間を過ごすことができた。

 

ママ友というとネット上ではマイナスイメージしか出てこないが、もう子どもがママという年から成長して母友とでも呼んだ方がしっくりくるなあと思う近ごろ、子どもを取り巻くあれこれや自分のあれこれを、子ども抜きでお互いに話せる間柄はとてもいいものだと思う。

現役母どうしはみんな分かっているからわざわざ話題にもならないのだろうが、母ではない人や母になりたての人はネット上のイメージを真に受けたりしていたらなんだかなあと思うし、なんとかならんものかなと思う。