素朴な日記

日々のことを書きます。

近所のコーヒー屋さんが

よく行くコーヒーショップが開店して何年かになり、店前のボードにそれが書いてあった。

もうそんなになるかと感慨深くなり、写真を撮った。

そっととっておこうと思う。

 

もっとずっと前に会社を辞めてそれからいろいろ試したりあがいたりする中で、毎朝コーヒーを飲みに行きたい、という目標とも夢とも希望ともとれるようなことをメモに書いていた。

それからどのくらいたったか忘れてしまったが、今のコーヒー屋さんができたときには心底びっくりした。

願いは持ってみるものだなと思ったものだ。

 

ただ、コーヒー屋さんが近くにできただけでは毎朝行くことはできない。

お金も時間もかかるので。

お金も時間もあるときに時々行くだけでとてもうれしかった。

それからちょっとずつ、お金と時間ができてきて…といえば聞こえはいいが、実際は、お金も時間も毎朝コーヒー屋さんに行けるように、自由に使えるなけなしのリソースを全て投入し、いくつかの偶然も重なり、何年かかけてそれができるようになった。

 

仕事と育児で制約のある暮らしの中、ひそかに全力を注ぐ対象があったのはとてもよかった。

趣味のない私の趣味みたいなもの。

その時々でいろんな制約を決めたり解除したりしながら飽きもせずに続けている。

「制約」があることでやり方を変えるしかなく、ゲームのようで飽きないのかもしれない。

当初との違いは「毎朝」じゃないこと。

「毎朝」そのくらいの時間とお金を確保して、実際に行くのは時々がいい、というのがここしばらくの傾向。

 

そういえば、はじめの頃はコーヒーをテイクアウトでマイタンブラーで300円くらいだったと思う。

今は店内でアーモンドミルク追加で405円。

お金持ちになったわけではないのだけど。

世の変化とともに私も変わっていきたい。